湯豆腐を食べて温まりたい季節です。湯豆腐は簡単に作れるとはいえ、数種類の薬味を用意したり卓上コンロを出したりするので疲れて帰った時にはちょっと面倒。そこでおすすめしたいのが“とろみそ豆腐”です。
豆腐を作るには
豆腐の凝固剤
豆腐は大豆を水に浸して柔らかくしてから砕き、加熱してできた豆乳を固めて作ります。
固める材料を凝固剤と呼び、凝固剤には塩凝固と酸凝固の2種類があります。
塩凝固としてよく知られているのは“にがり”です。にがりは海水から塩を取り除いたもので、主な成分は塩化マグネシウムです。素早く凝固させる性質があるので豆乳に入れるタイミングが難しいそうです。
もう1つの代表的な塩凝固剤は硫酸カルシウムで、これは石膏の主成分。現代では石膏を削って作っている訳ではなく化学合成されたものが食品に使われています。水に溶けにくくゆっくりと固まるのでみずみずしくて滑らかな豆腐ができあがります。
酸凝固剤ではグルコノデルタラクトン(舌をかみそう)があります。水に溶かすと徐々にグルコン酸という酸に変化して豆乳のpH値を下げ、豆腐を均一に凝固させます。
大豆はたんぱく質が豊富な食品です。たんぱく質はアミノ酸によって出来ていてアミノ酸は熱や圧力、pH(酸性、アルカリ性)等の条件を加えると変化します。
たまごを茹でると固まったり肉を焼くと表面が硬くなったりするのは熱による変化で、アルカリ性食品の豆腐は塩凝固剤や酸凝固剤によってpH値が変わることで凝固が起きます。
(参考元:日本豆腐協会、日本生物物理学会、扶桑化学工業)
固める材料を凝固剤と呼び、凝固剤には塩凝固と酸凝固の2種類があります。
塩凝固としてよく知られているのは“にがり”です。にがりは海水から塩を取り除いたもので、主な成分は塩化マグネシウムです。素早く凝固させる性質があるので豆乳に入れるタイミングが難しいそうです。
もう1つの代表的な塩凝固剤は硫酸カルシウムで、これは石膏の主成分。現代では石膏を削って作っている訳ではなく化学合成されたものが食品に使われています。水に溶けにくくゆっくりと固まるのでみずみずしくて滑らかな豆腐ができあがります。
酸凝固剤ではグルコノデルタラクトン(舌をかみそう)があります。水に溶かすと徐々にグルコン酸という酸に変化して豆乳のpH値を下げ、豆腐を均一に凝固させます。
大豆はたんぱく質が豊富な食品です。たんぱく質はアミノ酸によって出来ていてアミノ酸は熱や圧力、pH(酸性、アルカリ性)等の条件を加えると変化します。
たまごを茹でると固まったり肉を焼くと表面が硬くなったりするのは熱による変化で、アルカリ性食品の豆腐は塩凝固剤や酸凝固剤によってpH値が変わることで凝固が起きます。
(参考元:日本豆腐協会、日本生物物理学会、扶桑化学工業)
もめん豆腐と絹ごし豆腐
もめん豆腐は硬めで絹ごし豆腐は滑らかで崩れやすいのが特徴です。
もめん豆腐は一旦豆乳を凝固させてから若干崩し、布を敷いた箱に盛り込み重石をかけて脱水して作ります。
きぬごし豆腐は絹の布でこすわけではなく豆乳全体を固めたものです。
もめん豆腐は一旦豆乳を凝固させてから若干崩し、布を敷いた箱に盛り込み重石をかけて脱水して作ります。
きぬごし豆腐は絹の布でこすわけではなく豆乳全体を固めたものです。
とろみそ豆腐
豆腐はとても使い勝手の良い食材です。加熱しなくても食べられるし、漬け込んだり煮込んだりして味を染みこませても美味しく食べられます。豆腐には強い個性がないため、どんな味にも馴染みますし、豆腐がもつ大豆の旨味にほっとするひと時もあるでしょう。
今回ご紹介するとろみそ豆腐は、大きめにカットした豆腐にちょっと甘めのみそだれをかけた時短料理です。大きめのサイズで食べるので豆腐が崩れにくく、小さめのパックに入っている豆腐ならパックから出してそのまま使えるため豆腐を切るのが苦手でも大丈夫。
スプーンで崩しながら食べるのでお箸ではさもうとしてツルツル滑ることもなく、お皿の中に豆腐のかけらが残ってしまうこともありません。
疲れている時、食欲がない時に食べやすい一皿です。豆腐も味噌も大豆のたんぱく質が豊富で、味噌にはビタミンB2(元気と美容のビタミン)やビタミンE(老化防止のビタミン)、食物繊維も含まれています。マグネシウムやカリウムなどのミネラルも入っていますから幅広い栄養を摂ることができますよ。
寒い冬、ぱぱっと作って体と心を温めましょう。
今回ご紹介するとろみそ豆腐は、大きめにカットした豆腐にちょっと甘めのみそだれをかけた時短料理です。大きめのサイズで食べるので豆腐が崩れにくく、小さめのパックに入っている豆腐ならパックから出してそのまま使えるため豆腐を切るのが苦手でも大丈夫。
スプーンで崩しながら食べるのでお箸ではさもうとしてツルツル滑ることもなく、お皿の中に豆腐のかけらが残ってしまうこともありません。
疲れている時、食欲がない時に食べやすい一皿です。豆腐も味噌も大豆のたんぱく質が豊富で、味噌にはビタミンB2(元気と美容のビタミン)やビタミンE(老化防止のビタミン)、食物繊維も含まれています。マグネシウムやカリウムなどのミネラルも入っていますから幅広い栄養を摂ることができますよ。
寒い冬、ぱぱっと作って体と心を温めましょう。
材料(2人分)
豆腐 150g
(みそだれ)
みそ 20g(大さじ1)
水 80ml
砂糖 大さじ1
酒 大さじ2
(水溶き片栗粉)
片栗粉 小さじ1
水 小さじ2
青のり 適量
(みそだれ)
みそ 20g(大さじ1)
水 80ml
砂糖 大さじ1
酒 大さじ2
(水溶き片栗粉)
片栗粉 小さじ1
水 小さじ2
青のり 適量
作り方
1. 豆腐は2つに切る。
2. 鍋にみそ、水、砂糖、酒を入れて火にかけ、混ぜ合わせる。
3. 豆腐を加え、少しずらしてフタをし、弱火で5分煮る。
4. 豆腐を器に盛りつける。
5. 片栗粉と水を合わせて水溶き片栗粉を作り、鍋に回しかけて塊ができないようによく混ぜる。とろみがついてから30秒間は熱を加える。
6. 豆腐にみそだれをかけ、青のりをふりかける。
※ 片栗粉はとろみがついてすぐに火から下すと冷めてからとろみがゆるんでしまいます。30秒間は火にかけてよく混ぜ続けてください。
※ 青のり以外に刻みのり、ごま、小口に切ったネギ、干しエビなど、風味をプラスするとさらに美味しくいただけます。
2. 鍋にみそ、水、砂糖、酒を入れて火にかけ、混ぜ合わせる。
3. 豆腐を加え、少しずらしてフタをし、弱火で5分煮る。
4. 豆腐を器に盛りつける。
5. 片栗粉と水を合わせて水溶き片栗粉を作り、鍋に回しかけて塊ができないようによく混ぜる。とろみがついてから30秒間は熱を加える。
6. 豆腐にみそだれをかけ、青のりをふりかける。
※ 片栗粉はとろみがついてすぐに火から下すと冷めてからとろみがゆるんでしまいます。30秒間は火にかけてよく混ぜ続けてください。
※ 青のり以外に刻みのり、ごま、小口に切ったネギ、干しエビなど、風味をプラスするとさらに美味しくいただけます。
島根県江津市のお料理教室から
ココットキッチンスタジオは料理、パン、お菓子が学べる料理教室です。
作り慣れた定番のごはんをもっと美味しく作るために意外と忘れられている「基本」、新しい味の世界をのぞいてみる「好奇心」、日頃の疑問や悩みの答えを見つける「発見」の3つを大切にしています。
島根県のちょうど真ん中あたりに位置する江津市にある古民家のキッチンスタジオで一緒に「美味しい」を見つけませんか? 浜田市、大田市、邑南町からも食いしん坊の皆さんにお越し頂いています。
ぜひ一度、足を運んでみてください!
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