鶏ムネ肉の香草焼きは鶏肉にオリーブオイルを塗ってオーブンで焼きます。揚げ焼きではないので使う油の量は少なくて済むし、鶏肉に直に油を塗るので必要最小量で作れる、まさに経済的なお料理です。

油が鶏肉をしっとりと保ってくれて、衣をつける接着剤にもなってくれます。

衣は卵や水を使わないので液状にはならず、サラサラとしています。パン粉、ハーブ、粉チーズ、アーモンドパウダーなどを合わせているのでとても美味しくてあっさりとした鶏むね肉を3倍にも4倍にも美味しくしてくれます。

軽くて風味が豊かでヘルシーな香草焼きはこれから初夏に向けての季節にぴったりの一皿です。

鶏むね肉（皮なし） 1枚（350g位）
塩 適量
白こしょう 適量
エキストラバージンオリーブオイル 小さじ２

細かいパン粉 50g
イタリアンパセリ　　　　大さじ1
オレガノ 小さじ1/3
粉チーズ 20g
アーモンドパウダー 5g
塩 ひとつまみ
白こしょう 少々
エキストラバージンオリーブオイル　大さじ1

サニーレタス 適量
レモン 1/2個

※ 皮無しの鶏ムネ肉が手に入らなかったら皮付きムネ肉を買ってきて皮をはがしましょう。はがしやすい場所が必ずあるので指で皮をしっかりともって肉から離すように引っ張るとペロッと向けます。
※ パン粉は細かいものが断然おすすめです。パン粉にイタリアンパセリやオレガノ、粉チーズなどを混ぜ合わせるので細かいパン粉のほうがバランスよく混ぜられて鶏肉にもくっつきやすいです。 粗いパン粉はミルなどで細かくするのがベストですが、面倒なら粗いまま使いましょう。
※ 出来上がりの色合いを白くしたいのでコショウは黒ではなく白を使います。黒こしょうしかなければ、もちろん黒こしょうでOK。

1. 鶏むね肉は20分前に冷蔵庫から出しておく。
2. 天板にオーブンシートを敷いておく。
3. オーブンに予熱を入れる（230℃）。

1. レモン1/2個を4等分にくし形に切る。両側を少し切り落とし、中心部分にワタがある場合は取り除く。
2. 鶏むね肉は４つに切り分ける。この後、肉を叩いて薄くのばすので、全体を4等分に切るというよりは厚みのあるところは小さめに切ると叩いて伸ばした時にそれほど大きさに差が出ない。
3. 鶏胸肉を叩いて7~8mmの厚さにする。肉叩きがなければめん棒やすりこぎ、または調味料くらいの大きさのビンにラップを巻き、細いほうを手でもって叩く。
4. 鶏むね肉の両面に塩、白こしょうで下味をつける。白こしょうはとても軽いパウダー状なので一振りでかなりの量が出るので要注意。
5. バットにパン粉、イタリアンパセリ、オレガノ、粉チーズ、アーモンドパウダー、塩、白こしょうを入れてよく混ぜ合わせる。
6. 鶏肉の片面に刷毛でオリーブオイルを塗る。オリーブオイルを塗った面を下にして４のバットに乗せ、もう1面にもオリーブオイルを塗る。
7. 鶏肉の両面に４の衣をつけ、オーブンシートを敷いた天板に乗せる。これをあと3枚分、繰り返し、バットに残った衣を余すことなく鶏肉に乗せる。
8. 鶏肉の衣の上からオリーブオイル小さじ１を回しかける。
9. 230℃に予熱したオーブンに入れて8分間焼く。
10. お皿に盛りつけ、サニーレタスとレモンを飾る。

※ 肉を叩くのは面白くなってついやりすぎてしまうので気をつけて。なるべく同じ厚みになるように全体をまんべんなく叩いてください。
※ 食べやすい大きさにするために４つに切りました。350gの肉ですから2人分でちょうどの量。1人2切れ食べる算段です。
※ 衣は鶏肉の両面につけた後にかなりの量がバットに残ります。天板に鶏肉を乗せてから残った衣を上から乗せて厚みのある衣を作ります。
※ 鶏肉にオリーブオイルを塗る刷毛は100円ショップで売っています。使用後は刷毛に洗剤を直接刷毛につけて指でもむようにして洗います。大体3～4回繰り返すと油が取れて刷毛を長く使うことができます。