夏になると、ついつい水やお茶、ジュースなどをがぶ飲みしておなかいっぱいになってしまいます。水分不足で脱水症状になるよりはいいのですが、水でお腹いっぱいに・・なんて経験がありませんか?
そんな時は体を冷やしつつ、栄養も摂れる冷たいスープ、ガスパチョはいかがでしょう?
冷たいスープ
冷たいスープは水分と栄養の両方を摂ることができます。
冷たいじゃがいものスープ、ビシソワーズが日本でも広まってからはコーンクリームやアスパラ、かぼちゃ等、冷たいスープが次々と誕生し、レトルト商品も販売されました。
温かいスープは食べる時に温め直さなければいけないけれど、冷たいスープは冷蔵庫にどーんと冷やしておいたものをそのまま器に注げばいいので作り置きが便利。
多くの冷たいスープはポタージュです。じゃがいもやとうもろこし、かぼちゃ、にんじんなどの甘みのある野菜が主役で、トロンとしてひんやりとしたスープを飲むと癒されます。
ただ、野菜を炒めたり煮込んだり、冷ましてから撹拌したり、また鍋で温めながら牛乳を入れたりするので手間と時間がかかります。「飲みたい!」と思ってから一仕事しなくちゃいけないのが玉にキズ。
ガスパチョはスペイン・アンダルシア地方の代表的な冷製スープでポタージュではありません。トマトをベースとしていて野菜、ビネガー、オリーブオイルが入ります。いくつかの野菜を切ってオリーブオイルで馴染ませたら撹拌して、できあがり。
ガスパチョ発祥のスペインはヨーロッパの南西端にあるイベリア半島をほぼ占めています。地中海沿岸にあるアンダルシア地方は太陽の強烈な日差しが注いでとても暑い地域なので水分補給をしながら栄養を摂り、食欲増進してスタミナをつけてくれるガスパチョが重宝されたのでしょう。
ただ、体を冷やすだけではなくエネルギーが注入されるような、ホッとするような力がある冷たいガスパチョ。 この夏、試してみてはいかがですか?
冷たいじゃがいものスープ、ビシソワーズが日本でも広まってからはコーンクリームやアスパラ、かぼちゃ等、冷たいスープが次々と誕生し、レトルト商品も販売されました。
温かいスープは食べる時に温め直さなければいけないけれど、冷たいスープは冷蔵庫にどーんと冷やしておいたものをそのまま器に注げばいいので作り置きが便利。
多くの冷たいスープはポタージュです。じゃがいもやとうもろこし、かぼちゃ、にんじんなどの甘みのある野菜が主役で、トロンとしてひんやりとしたスープを飲むと癒されます。
ただ、野菜を炒めたり煮込んだり、冷ましてから撹拌したり、また鍋で温めながら牛乳を入れたりするので手間と時間がかかります。「飲みたい!」と思ってから一仕事しなくちゃいけないのが玉にキズ。
ガスパチョはスペイン・アンダルシア地方の代表的な冷製スープでポタージュではありません。トマトをベースとしていて野菜、ビネガー、オリーブオイルが入ります。いくつかの野菜を切ってオリーブオイルで馴染ませたら撹拌して、できあがり。
ガスパチョ発祥のスペインはヨーロッパの南西端にあるイベリア半島をほぼ占めています。地中海沿岸にあるアンダルシア地方は太陽の強烈な日差しが注いでとても暑い地域なので水分補給をしながら栄養を摂り、食欲増進してスタミナをつけてくれるガスパチョが重宝されたのでしょう。
ただ、体を冷やすだけではなくエネルギーが注入されるような、ホッとするような力がある冷たいガスパチョ。 この夏、試してみてはいかがですか?
ガスパチョ
ガスパチョの栄養
ガスパチョに入る野菜はトマト、玉ねぎ、ピーマン、きゅうり、そして、にんにく。
トマトは緑黄色野菜なのでβカロテンをたっぷりと含んでいます。βカロテンは体内でビタミンAに変換され、髪の毛や爪、肌の粘膜などを健康に保つ役割を果たします。
ピーマンも緑黄色野菜なのでβカロテンが豊富、そしてビタミンCも沢山入っています。ビタミンCは抗酸化作用があるのでカラダが錆びるのを抑えてくれ、免疫力も高めてくれます。
玉ねぎが目に染みるのは硫化アリルという成分が原因で、硫化アリルは血液をサラサラにしたり新陳代謝を促したりしてくれます。
にんにくにも硫化アリルが含まれ、にんにくを刻むとアリインという成分からアリシンという成分が作られます。にんにくといえば、スタミナ補給のシンボルのような存在ですよね。その地位を支えているのがアリシンで血行を良くしてくれたり、疲労回復を促してくれたりします。
きゅうりは淡色野菜ですが皮の緑色にはβカロテンが含まれており、カリウムも豊富なので体の中から余分な水分を排出してくれます。夏場は水分の摂りすぎや冷房によって体がむくむので不要な水分が出ていってくれるのは嬉しいですね。
トマトの酸味、ピーマンやきゅうりの苦味、玉ねぎの辛味がオリーブオイルで互いに馴染み、にんにくの風味がぐっと食欲をそそります。
トマトは緑黄色野菜なのでβカロテンをたっぷりと含んでいます。βカロテンは体内でビタミンAに変換され、髪の毛や爪、肌の粘膜などを健康に保つ役割を果たします。
ピーマンも緑黄色野菜なのでβカロテンが豊富、そしてビタミンCも沢山入っています。ビタミンCは抗酸化作用があるのでカラダが錆びるのを抑えてくれ、免疫力も高めてくれます。
玉ねぎが目に染みるのは硫化アリルという成分が原因で、硫化アリルは血液をサラサラにしたり新陳代謝を促したりしてくれます。
にんにくにも硫化アリルが含まれ、にんにくを刻むとアリインという成分からアリシンという成分が作られます。にんにくといえば、スタミナ補給のシンボルのような存在ですよね。その地位を支えているのがアリシンで血行を良くしてくれたり、疲労回復を促してくれたりします。
きゅうりは淡色野菜ですが皮の緑色にはβカロテンが含まれており、カリウムも豊富なので体の中から余分な水分を排出してくれます。夏場は水分の摂りすぎや冷房によって体がむくむので不要な水分が出ていってくれるのは嬉しいですね。
トマトの酸味、ピーマンやきゅうりの苦味、玉ねぎの辛味がオリーブオイルで互いに馴染み、にんにくの風味がぐっと食欲をそそります。
刺激が欲しい時は
野菜が溶け込んだトマトベースのガスパチョも美味しいのですが・・・「暑い時はガツンと辛いもの!」という人にはタバスコを加えてはいかがでしょう?
そう、パスタやピザにかける刺激的な辛さの調味料、タバスコです。
タバスコは唐辛子を発酵させたソースなので効果としては血流を促進したり、胃腸の働きを促したりしてくれます。
タバスコは辛さによって数種類出ているので、お好みのタバスコを数滴たらすとガスパチョにぐっとパンチが加わります。
玉ねぎの辛味は味の引き締め役としての役割があり、ポテトサラダでは縁の下の力持ちとしてなくてはならない存在です。ガスパチョにおける玉ねぎもそんな感じで味のベースを整えてくれています。
タバスコはスポットライトのようにガスパチョに差し込む辛さで玉ねぎの辛味とうまく調和しながら気分を高揚させてくれますよ。
そう、パスタやピザにかける刺激的な辛さの調味料、タバスコです。
タバスコは唐辛子を発酵させたソースなので効果としては血流を促進したり、胃腸の働きを促したりしてくれます。
タバスコは辛さによって数種類出ているので、お好みのタバスコを数滴たらすとガスパチョにぐっとパンチが加わります。
玉ねぎの辛味は味の引き締め役としての役割があり、ポテトサラダでは縁の下の力持ちとしてなくてはならない存在です。ガスパチョにおける玉ねぎもそんな感じで味のベースを整えてくれています。
タバスコはスポットライトのようにガスパチョに差し込む辛さで玉ねぎの辛味とうまく調和しながら気分を高揚させてくれますよ。
材料
トマト 200~230g
玉ねぎ 1/8個
きゅうり 1/4本
ピーマン 1個
にんにく 1/2片(小さいものなら1片)
エキストラバージンオリーブオイル 大さじ1
白ワインビネガー 大さじ2
水 適量
塩 ひとつまみ
黒こしょう 適量
タバスコ お好み(5~7振りくらい?)
<トッピング>
トマト 1/2個
きゅうり 1/4本
※ 白ワインビネガーがない時はおうちにあるお酢を使ってください。赤ワインビネガー、りんご酢がおすすめですが、ガスパチョのために買う必要はないので米酢でもカンタン酢でも。
玉ねぎ 1/8個
きゅうり 1/4本
ピーマン 1個
にんにく 1/2片(小さいものなら1片)
エキストラバージンオリーブオイル 大さじ1
白ワインビネガー 大さじ2
水 適量
塩 ひとつまみ
黒こしょう 適量
タバスコ お好み(5~7振りくらい?)
<トッピング>
トマト 1/2個
きゅうり 1/4本
※ 白ワインビネガーがない時はおうちにあるお酢を使ってください。赤ワインビネガー、りんご酢がおすすめですが、ガスパチョのために買う必要はないので米酢でもカンタン酢でも。
作り方
1. トマトはヘタの反対側に十字の切れ目(深さ3mm位)を10cm長さくらいに入れる。熱湯にとってすぐ皮をむき、2cm角に切る。
2. きゅうりは粗みじん切り、ピーマンはヘタとワタを取って粗みじん切り、玉ねぎも粗いみじん切りにする。
3. にんにくは芽を取り除き、薄切りにする。
4. ボウルに2,3を入れてひと混ぜし、塩、黒こしょうを少々ふり、オリーブオイルを加えて混ぜる。ラップをして冷蔵庫で30分おき、味をなじませる。
5. 4のボウルの中身をミキサーに入れて撹拌し、白ワインビネガーを加えてさらに撹拌する。撹拌する時に水分が足りない時は水を少量加えて滑らかさを出す。味を見て塩、黒こしょうで調える。
6. トッピング用のトマトときゅうりをそれぞれ5mm角に切る。
7. ガスパチョを器に盛りつけ、トマトときゅうりをトッピングする。好みでタバスコをふる。
※ トマトを湯むきした後、水平に横半分に切ってスプーンで種を取り除くともっととろみのあるガスパチョになります。取った種の使い道に困るので私は種ごとトマトを使っています。
※ 好みの辛さは人それぞれなのでタバスコは器に盛りつけてから各自で足してください。
火を使わない夏向きの料理です。どーんと作り置きをして、その日の疲れ具合や気分によってお酢を足したり、タバスコの刺激を楽しんだりしてください。
2. きゅうりは粗みじん切り、ピーマンはヘタとワタを取って粗みじん切り、玉ねぎも粗いみじん切りにする。
3. にんにくは芽を取り除き、薄切りにする。
4. ボウルに2,3を入れてひと混ぜし、塩、黒こしょうを少々ふり、オリーブオイルを加えて混ぜる。ラップをして冷蔵庫で30分おき、味をなじませる。
5. 4のボウルの中身をミキサーに入れて撹拌し、白ワインビネガーを加えてさらに撹拌する。撹拌する時に水分が足りない時は水を少量加えて滑らかさを出す。味を見て塩、黒こしょうで調える。
6. トッピング用のトマトときゅうりをそれぞれ5mm角に切る。
7. ガスパチョを器に盛りつけ、トマトときゅうりをトッピングする。好みでタバスコをふる。
※ トマトを湯むきした後、水平に横半分に切ってスプーンで種を取り除くともっととろみのあるガスパチョになります。取った種の使い道に困るので私は種ごとトマトを使っています。
※ 好みの辛さは人それぞれなのでタバスコは器に盛りつけてから各自で足してください。
火を使わない夏向きの料理です。どーんと作り置きをして、その日の疲れ具合や気分によってお酢を足したり、タバスコの刺激を楽しんだりしてください。
島根県江津市のお料理教室から
🅟🅡🅞🅕🅘🅛🅔
ココットキッチンスタジオは料理、パン、お菓子が学べる料理教室です。
作り慣れた定番のごはんをもっと美味しく作るために意外と忘れられている「基本」、新しい味の世界をのぞいてみる「好奇心」、日頃の疑問や悩みの答えを見つける「発見」の3つを大切にしています。
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このブログではオーナー 福田順子がレシピや料理のワンポイント、食材の豆知識などをお届けしています。
取得資格: ABCクッキングスタジオの認定インストラクターとして登録
ABCクッキングライセンス
ABCブレッドライセンス
ABCケーキライセンス
日本ヘルシーフード協会 ヘルスフードカウンセラー1級
<ディプロマ>
東京會舘クッキングスクール 西洋料理応用専攻コース修了
一般社団法人ベターホーム協会 魚料理、肉料理、飲茶、イタリア料理各コース修了