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ポテトサラダをバージョンアップ!秘訣はマヨネーズ

ポテトサラダをバージョンアップ!秘訣はマヨネーズ

ポテトサラダ

サラダの語源を調べてみるとラテン語で塩を意味する「sal(サル)」または“塩を加える”を意味する動詞の「salare(サラーレ)」のようです。

サラダと聞けば野菜を思い浮かべますけど、野菜ありきではなく、塩ありき、食材に塩をかけて味をつけ、食べやすくしたもののようです。が、サラダの具材は野菜に限定されていて野菜以外の食材、海老、鶏肉などが登場したのは17世紀後半、フルーツサラダが食べられるようになったのは18世紀とあります。

日本では温野菜のサラダも人気がありますが、海外の代表的なサラダは生野菜または生野菜に蒸した鶏肉、ゆでたまごや半熟たまご、炒めたベーコンや砂肝、オイルサーディンなどを合わせています。どちらかというと生野菜を引き立てるために肉や魚を使っている印象です。

では、茹でたじゃがいもで作るポテトサラダはどこの国のサラダなのか・・?

2つの可能性が見つかりました。

1つ目はロシア発祥説です。
厳しい気候のロシアではサラダに生で使う野菜が取れにくいため、じゃがいもを茹でて使ったという説です。
そのサラダを考案したシェフの名前から“オリヴィエ サラダ”と呼ばれていました。オリヴィエさんはレシピを残さなかったため、彼のサラダを忠実に再現しているのかは不明ですがロシア料理店にはオリヴィエ・サラダを提供しているところがあるそうです。が、ポテトサラダ起源には諸説あるので確定ではありません。

2つ目はイタリア発祥説
思い出したのが・・・かって都内の料理教室でイタリア料理を学んでいた時に習ったのが「ロシアのサラダ」。作ったのはいわゆるポテトサラダそのものですが、赤ワインビネガー、白ワインビネガー、EXオリーブオイル、トレヴィスなどイタリアの食材を使いました。
その時のレシピファイルを調べてみたら、注釈として以下の記載がありました。

“ロシアのサラダ”は、かってピエモンテ州の料理人がロシアの要人を接待した際に考案した料理といわれています(諸説あります)。
今ではイタリア全土に普及し、クリスマスの前菜としてポピュラーが料理です。

この2つの話は別々の逸話ではなくつながっているような気がします。ロシアのオリヴィエ・サラダがイタリアに知れ渡り、(ロシアにはこういうサラダがあるのか)と敬意をこめてイタリア人シェフがロシアからの客人に振舞った・・とか?

料理の話というのは口コミでどんどん広がるものだし、遠路はるばるいらしたお客様に懐かしい故郷の味をふるまうことはよくありますから。

ポテトサラダはロシアから始まったのかも。

出典:150年の歴史!ポテトサラダの起源はロシアの「オリヴィエ・サラダ」 | 日本ポテトサラダ協会





マヨソースが美味しいポテトサラダ

じゃがいもの栄養は?

じゃがいもはビタミンCが豊富です。ビタミンCの効果は主に3つあります。

コラーゲンを作る
コラーゲンと聞くと“肌プルプル”を思い浮かべますが、肌に限らず骨や筋など体内の色々な場所で細胞同士をくっつける重要な存在です。

抵抗力アップ
ビタミンCは細菌やウィルスと戦う白血球やリンパ球に沢山含まれているため、ビタミンCを摂取すると抵抗力が高まります。カゼをひきにくくなり、疲れにくくなります。

抗酸化
私たちが生きていくうえで必要な酸素ですが、体内で活性化しすぎて“活性酸素”になると正常な細胞まで攻撃してしまい、ガンや生活習慣病を引き起こすと言われています。ビタミンCは活性酸素から細胞を守って修復や再生をする手伝いをします。

出典:活性酸素と酸化ストレス | e-ヘルスネット(厚生労働省)



マヨネーズの使いかた

ポテトサラダはマヨネーズで和えるレシピが殆どです。ホクホクのじゃがいもの食感を生かしつつ、滑らかな口あたりにするにはマヨネーズが一番合います。

マヨネーズの基本材料は卵、油、酢の3つ。これに塩や胡椒、油やお酢の種類を変えたり配合したりして多くの商品が開発されています。
加熱すれば油が溶けてよりまろやかになり、食材のすみずみに行きわたらせることができます。

そこで、ベーコンを炒めたフライパンにマヨネーズを加えてトロトロにしてからポテトサラダに和えてみました。フライパンの予熱でマヨネーズを温めるのがポイントです。
マヨネーズがとてもゆるくなってじゃがいもをコーティングします。じゃがいもは完全にマッシュせずにややゴロゴロしているほうが合います。

材料(2人分)

じゃがいも 300g
水 1リットル
塩 20g
ベーコン 40g
玉ねぎ 1/6個
マヨネーズ 大さじ3
黒いりごま 大さじ1
レモン汁 大さじ1

作り方

1. じゃがいもは皮をむき、3cm角くらいに切って水で洗う。
2. ベーコンは7mm幅に切る。
3. 玉ねぎはみじん切りにする。
4. 鍋に水を沸かして塩を加え、じゃがいもを入れて中火で茹でる。
5. フライパンにベーコンを入れて中火で炒め、マヨネーズ、黒ごま、レモン汁を加えて混ぜ合わせる。
6. じゃがいもに竹串を刺してすっと通ったらザルに上げて粗熱をとりながら水気ととる。
7. じゃがいもをボウルに入れ、玉ねぎ、5を加えて軽くつぶす。
8. 器に盛る。

予熱を使うとベーコンから出た脂とマヨネーズがトロリと混ざり合ってぐんと美味しくなります。ごまとレモン汁で風味と食感をプラス。ちょっと食べたことのないポテトサラダができあがり!

島根県江津市のお料理教室から


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このブログではオーナー 福田順子がレシピや料理のワンポイント、食材の豆知識などをお届けしています。

取得資格: ABCクッキングスタジオの認定インストラクターとして登録
     ABCクッキングライセンス
     ABCブレッドライセンス
     ABCケーキライセンス
     日本ヘルシーフード協会 ヘルスフードカウンセラー1級
<ディプロマ>
     東京會舘クッキングスクール 西洋料理応用専攻コース修了
     一般社団法人ベターホーム協会 魚料理、肉料理、飲茶、イタリア料理各コース修了

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